https://unherd.com/newsroom/emmanuel-todd-us-has-accepted-defeat-against-china
フランスの歴史家エマニュエル・トッドは、2025年10月6日のインタビューで、アメリカが中国に対する優位性を失い、「中国を倒すことを諦めた」と主張しました(X投稿)。彼は、中国の海軍力増強や希土類金属(レアアース)輸出規制、特に2025年4月から始まったサマリウムなどの輸出制限が、アメリカの軍事力を弱体化させたと指摘しています。これにより、BRICS(ブラジル、インド、中国、南アフリカ)諸国の台頭とアメリカの「帝国の終焉」を予見し、ドナルド・トランプ政権が多極世界に適応しようとしていると述べています。
中国のサマリウム輸出規制が影響するアメリカ兵器リスト
中国が4月からサマリウムを含むレアアースの輸出を制限したことで、以下のような主要なアメリカ兵器の生産や運用に支障が出ています:
- F-35 Lightning II 戦闘機: サマリウムコバルト磁石を使用した高温耐性部品。
- F-22 Raptor 戦闘機: 精密誘導システムにレアアース磁石。
- F-47 戦闘機: 次世代主力機の永久磁石部品。
- Virginia 級潜水艦: 電動モーターにサマリウムを含む磁石。
- Columbia 級潜水艦: 推進・制御システムにレアアース。
- Tomahawk 巡航ミサイル: 誘導用永久磁石。
- AIM-9X Sidewinder ミサイル: 精密誘導にサマリウム磁石。
- Predator ドローン: コンパクトモーターとアクチュエーター。
- DDG-51 Arleigh Burke 級駆逐艦: レーダー・電子戦システムの磁石部品。
- Bradley 装甲車: 電動システムと誘導装置。
- ハイパーソニックミサイル: 誘導システムの高耐熱磁石。
- Joint Direct Attack Munition (JDAM) スマートボム: 精密誘導磁石。
- 次世代空対地優位 (NGAD) プログラムの戦闘機: 全体的なレアアース依存部品。
結論トッドは、中国の軍事・産業力とレアアース規制がアメリカの軍事依存を露呈させ、米中間の軍事的対決は現実的ではなくなったと警告しています。この状況は、アメリカの戦略転換を迫る一方で、BRICSや他の地域勢力に有利に働いていると分析しています。参政党お勉強ブログでは、この動向を注視し、自給自足や多角化の重要性を考える材料として活用してください。