【初心者向け】「製造される同意」って何?
〜2025年現在、SNSが私たちにやっていること〜「メディアは嘘をついている!」
「SNSもグルだ!」
って聞いたことあると思います。
でも、実は「誰かが意図的に嘘をついている」だけじゃないんです。
もっと怖いことに、システムそのものが特定の意見しか見えなくする仕組みになってしまっている……
それが、ノーム・チョムスキーという人が1988年に書いた有名な本
『製造される同意(Manufacturing Consent)』のテーマです。そして2024〜2025年の今、
この仕組みはテレビや新聞から、TikTok・Instagram・X(旧Twitter)に完全に移行しました。
今回はその「21世紀バージョン」を、めちゃくちゃ簡単に解説します!
1. 昔のテレビ・新聞も「自由そうに見えて不自由」だったチョムスキーはこう言いました。
「一番うまい洗脳は、検閲することじゃない。
議論は活発にさせておいて、『ここまでしか話していいよ』という線を引くことだ。」テレビ局や新聞社は、
・大企業がオーナー
・広告主が一番のお客様
・政府にケンカ売ると面倒くさい という状況なので、自然と「権力者に都合のいい話」ばかり流すようになる。
これを5つのフィルターで説明していました。
2. 2025年のSNS版「5つのフィルター」がヤバい同じことが、今のSNSでもっと強烈に起きています。
しかも私たち自身が「無料で労働力」になってしまっているのが最悪なところ…!
① 所有権 → ザッカーバーグとイーロン・マスクが王様
→ パレスチナ関連の投稿がバンバン消されるの、知ってますよね?
「G@za」って書かないと即シャドウバンされる世界です(笑えない)
② 情報源 → 「バズったやつをパクれば楽」現象
→ みんな同じミーム、同じニュースを回すだけ。
独自の長文書くと見てもらえない→誰も書かなくなる→情報が単純化
③ お金(広告・収益化) → バズらなきゃ稼げない
→ 「難しい話」より「怒り」「笑い」「簡単な正義」が最強
→ トラヴィス・スコットに50万ドル払ってでもコラボするのと同じ理屈
「深い音楽」より「TikTokでバズる音」が正義になる
④ 対空砲火(文句・通報) → シャドウバン&アカウント削除の恐怖
→ みんな「危ない話題は避けよう…」と学習する
→ 結果、過激だけど安全な「表面的左翼ミーム」ばかり残る⑤ イデオロギー(敵の設定) → 「これが悪」と決めつけられたら終わり
→ 昔は「共産主義が悪」だったのが、今は「反ワク」「親パレスチナ」「過激左翼」などが標的
→ ラベル貼られたら議論以前に消される
3. 一番怖いのは「私たちも加担している」こと驚くべきことに、
この仕組みを回しているのは「プラットフォームの悪意」だけじゃないんです。・バズるために怒りポルノを連投する人
・フォロワー買って「影響力ある風」を装う人
・「難しい話はウケないから」とミームだけ量産する人
・左翼ページなのに他の左翼ページをディスってフォロワー独占しようとする人 みんな「生活のため」「数字のため」に、
自ら「浅くて受けのいいコンテンツ」を作り続けているこれがまさに「製造される同意」の21世紀版です。
4. じゃあどうすればいいの?
(初心者でもできること)完全に逃げるのは無理だけど、少しマシにする方法はあります!
- 長文を読む習慣をつける(note、Substack、ブログなど)
- 「バズってる=正しい」と即信じない
- 小さいけどちゃんとしたアカウントをフォローする
- 自分でもたまには長めの投稿を書いてみる(アルゴリズムに負けない練習!)
- 「通報文化」に流されない(嫌いでもスルーする勇気)
最後にSNSは「アイデアの市場」じゃなくて、
「注意力を売買する市場」です。私たちがスクロールする1秒1秒が、誰かのお金になっています。
だからこそ、アルゴリズムが「簡単で、怒ってて、すぐ終わる話」を好む。でも、その向こう側に「もっと深い世界」があることを
忘れなければ、私たちはまだ「操られきる」ことはないはずです。今日からちょっとだけ、
「バズってるから」じゃなくて「これ本当かな?」って疑うクセをつけてみませんか?(参考:CounterPunch “Manufacturing Consent in the 21st Century” 2024.4.26)