2026年4月11日

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じんせいつかれた
(ソース元:浜 由紀子(Yukiko Hama)羽根 治郎(Jiro Hane) 一橋大学ロシア研究センター Working Paper No.81) ドゥーギンにとって、世界は永遠に「海VS陸」の二項対立で動いている。これが彼の思想の最もシンプルで最強の軸です。 現実とのギャップ(2025年現在) ドゥギンの代表作『地政学の基礎(Foundations of Geopolitics)』では、中国をロシアの「南からの最大の地政学的脅威」と位置づけ、共存を前提としないほど敵対的に描いています。これは「ランドパワー(陸の文明)」としてのロシアが、中国の拡大(特にシベリアや中央アジアへの侵食)を許せないという論理です。 海の文明(アトランティズム=絶対悪) 陸の文明(ユーラシア主義=正義の側) 一言で言うと...
彼がこの言葉を使うとき、めちゃくちゃ毒を含んでいます。要するに「国籍も国境も関係ない、自分の利益だけを最優先する上級国民たち」のことです。 スキデルスキー流・超わかりやすい定義「コスモポリタン・エリート」とは → つまり「地球市民を自称しながら、実際は地球最上位カースト」の人たちスキデルスキーが彼らを嫌う3つの理由 彼がよく使う歴史的たとえ1930年代のイギリス・ドイツでも同じ構図があった。当時のコスモポリタン・エリート=国際金融に生きるユダヤ系銀行家+ロンドン・シティの紳士たち→ 彼らが「世界は一つ!」と言いながら、失業した炭鉱夫や工場労働者のことは完全に無視→ だからヒトラーやモズリー(イギリスファシスト)が「ユダヤ金融資本が諸悪の根源だ!」と叫んだら、  失業者たちが「そうだそうだ!と拍手喝采した 今は「ユダヤ」という人種差別は減ったけど、代わりに「グローバルエリート」「ダボスの人々」「ビッグテック」「ジョージ・ソロス」などが新しい悪者になってるだけ。スキデルスキー卿の超辛辣な一言(ポッドキャストより意訳)「コスモポリタン・エリートは、自分たちが火をつけた家の中で最後に焼け死ぬことになる。なぜなら、彼らは国民から完全に信頼を失ったからだ。そして国民はもう彼らの言うことなど聞かない。 そのとき初めて彼らは気づく。『あ、俺たち、実は国民国家の中に住んでたんだ』と。」 つまり彼はこう言ってるんです:「コスモポリタン・エリートは、国民国家という船にタダ乗りして穴を開けまくった。 船が沈むとき、彼らはヘリコプターで逃げるつもりかもしれないが、もうパイロット(=国民)も整備士(=中間層)も全員キレてて、ヘリは飛ばないよ」。 これがスキデルスキーが「コスモポリタン・エリート」に対して抱いている、めちゃくちゃ冷めた、でもめちゃくちゃ説得力のある見方です。
グローバリゼーションの終焉:ファシズムと戦争の影 スキデルスキーの話に出て来る「コスモポリタン・エリート」に関してはこちら スキデルスキー卿の主張を超わかりやすく!「グローバリゼーションが終わるとなぜ「ファシズム+戦争」が起きやすいのか?重要なポイントを10個に絞って、身近なたとえ話付きでまとめました。 一言でまとめると「自由貿易は平和の薬だけど、副作用(格差・失業)が強すぎると、患者(国民)が薬をぶちまけて暴れ出す。そして医者(覇権国)が逃げ出した今、まさにその副作用が爆発してる」――これがスキデルスキー卿の全メッセージです。この10個覚えておけば、ニュース見ても「あ、またこのパターンか」とすぐわかるようになります! スキデルスキー卿が繰り返し言っているのは、 「覇権国が支えるグローバリズム(=覇権型グローバリゼーション)は、構造的に長生きできない」という、かなりハッキリした歴史法則だということです。 これを彼の言葉と歴史で整理すると、以下の3つの理由で「必ず死ぬ」ことになります。 1. 覇権国は「自分の国益」と「世界の公共財」を同時に背負えないジレンマ たとえ話:大家族で「長男だけがずっと全員の飯代を出してる」状態。最初は「長男も「俺が稼いでるからいいよ」と言ってたけど、10年20年経つと「もう無理、俺も自分の家族に金使いたい」と言い出す。すると家族はバラバラになる。 2. 覇権国自身が「グローバリズムの最大の被害者」になるパラドックススキデルスキーがよく使う表現:「覇権国は世界を開放すればするほど、自分の産業が空洞化し、自分の格差が広がる」 覇権国が一番「グローバリズムの毒」を飲まされる構造になっているんです。だから必ず国内で反グローバリズム運動が爆発します(ブレグジット、トランプ、MAG A)。 3. 覇権が衰えた瞬間、「誰も公共財を提供しない真空状態」ができるここが一番ヤバい。 スキデルスキーの一言で言うと:「覇権型グローバリゼーションは、覇権国の自殺装置なんです。覇権国が死ぬか、覇権を放棄するかのどちらかで必ず終わる」だから彼が言ってる未来は2パターンだけ...
「体制側大手メディア」には、原則として絶対に呼ばれません(呼ばれたとしても、すぐに二度と呼ばれなくなる)。 以下、それぞれの人物が「なぜ呼ばれないか」を一言でまとめたものです。 ペペ・エスコバル: 米帝国のユーラシア包囲網を詩的に解体するので、西側エスタブリッシュメントの地政学観を根底から否定 ジョン・ミアシャイマー: NATO拡大がウクライナ戦争の根本原因だと明言(米国務省の公式見解と180度逆) ジェフリー・サックス: 米国がロシアとの約束(NATO不拡大)を破り、戦争を誘発したと公然と非難 クリス・ヘッジズ: 米帝国の崩壊を聖書的預言のように語り、資本主義と軍産複合体を徹底糾弾 ノーム・チョムスキー: 生きるうちは「反米の教祖」扱いで、死後に教科書に載る予定 スコット・リッター: イラクにWMDは無かったと正しく指摘したため「信用失墜」にされ、ウクライナでも正しい マックス・ブルーメンソール: ガザ報道でイスラエル軍の公式発表を逐一ファクトチェックで粉砕 アーロン・マテ:...
ハドソンが言ってる「今のアメリカ=カウボーイ」の意味を、箇条書きでシンプルにまとめました! つまりハドソンは「今のアメリカは西部劇の悪役カウボーイそのもの。時代遅れでダサい」って完全ディスってます(笑)! 1. 記事の全体像:アメリカの「カウボーイ資本主義」が中央アジアに上陸?マイケル・ハドソンは、トランプ政権が中央アジア(カザフスタンやウズベキスタンなど)の鉱物資源(レアメタルやタングステン)を狙って巨額投資を計画中だと指摘します。 これを「カウボーイ資本主義」と呼んで批判。カウボーイ資本主義って? 19世紀のアメリカ西部開拓時代みたいに、荒々しく資源を掘りまくって儲けるけど、周りの環境や人をめちゃくちゃにするやり方のことです。 要するに:アメリカの「資源ゲット作戦」は、短期儲けはできても、地元を貧しく壊す「帝国主義の再来」。中国やロシアの「長期開発路線」と対比して、多極世界(一極支配の終わり)が勝つかも? とハドソンは言います。 2. 歴史の振り返り:ソ連時代 vs. 1991年後の地獄 中央アジアの経済史を簡単に。ソ連時代(1991年崩壊まで)は、意外と安定してました。 今、地元民は「ソ連時代に戻りたい」と言う人も多いんです。なぜ? あの頃は「家賃ゼロ、仕事あり」だったから。アメリカの投資は、そんな過去の傷をえぐるだけ。 3. 具体例:カザフスタンとウズベキスタンで何が起きる?...
【第2回】プーチンを支える“9人の忠臣 大学教育を受けたロシア人の間でも、民主主義支持(43%)と強い指導者支持(47%)がほぼ拮抗しています。このような傾向の背景には、ロシアの歴史的要因が大きく関わっています。人類の歴史を通じて、ロシア(旧ソ連・ツァーリ時代)は外部からの侵略(モンゴル、ナポレオン、ナチスドイツなど)や内部の混乱(内戦、無政府状態)が繰り返され、人々は安定を求めるために「強い中央集権的な指導者」を求める文化が定着したと言われます。 1. キリル総主教(1946~)  ロシア正教会トップ役割:国民の魂に直接火を点ける「聖職者スピーカー」2022年3月、モスクワの大聖堂で説教中にこう叫んだ。「我々の戦いは価値観の戦いだ。ゲイパレードをする国としない国との戦いだ!」翌週、「ウクライナで死んだ兵士はすべての罪が赦される」と宣言。教会が戦争を「聖戦」と認定した瞬間、国民の愛国心は爆発した。 面白い逸話:2012年に公式写真で約400万円のBreguet時計をフォトショップで消したのに、テーブルの反射に時計が残っていて世界中に拡散。「総主教の時計スキャンダル」として永久にネタにされている。本人は「誰かがプレゼントしただけ」と苦笑い。プーチンへの思い:プーチンを「神が遣わした奇跡」と呼び、誕生日には毎年「神があなたをロシアに送ってくださった」と涙ながらに祝福する。 2. アレクサンドル・ドゥギン(1962~)  通称「プーチンの頭脳」役割:思想の最終兵器。「ユーラシア帝国」を本気で作ろうとしている哲学者名言:「ウクライナは存在してはいけない国家」2022年8月、娘ダリアが車爆弾で暗殺(本人が真の標的とされる)。葬式でドゥギンは「娘はロシアのために死んだ。これで我々の大義は永遠だ」と演説し、国民が泣いた。面白い逸話:1990年代は極右パンクバンドとつるみ、頭を剃ってナチス風の格好をしていた写真が出回っている。プーチンへの思い:プーチンを「運命の指導者」と呼び、2025年のインタビューで「彼は私の思想を現実にしてくれている。もう十分だ」と涙ぐんだ。 3. セルゲイ・ラブロフ(1950~) 外務大臣21年目役割:世界に対して「ロシアは絶対に折れない」と言い続ける鉄の男 2022年3月、侵攻直後に記者会見で「ロシアはウクライナを攻撃していない」と言い切って記者団が失笑。その後も「我々はいつも交渉のテーブルについているが、西側が来ない」と20年間同じフレーズを繰り返す。面白い逸話:2022年国連総会で建物内で堂々とタバコを吸い、ニューヨーク市から罰金通告。「国連でタバコ吸う外相」として伝説になった。プーチンへの思い:側近中で最も長く仕えており、「大統領がいなかったらロシアはなかった」と公言。 4. アレクサンドル・バストルイキン(1953~) 捜査委員会長官(ロシア版FBI)役割:「国家の敵」を容赦なく潰す実行者 2012年、反体制デモに対して「生きたまま臓器を摘出してもいい」と発言し、国内外でドン引きされた。面白い逸話:スペインに豪華別荘を持っていることがバレながら「西側の資産は全部没収せよ!」と叫んでいる。プーチンへの思い:大学時代の同期で、プーチンが「俺の親友」と呼ぶ数少ない人物。 5. ドミトリー・メドヴェージェフ(1965~) 元大統領→現在“核威嚇マシーン”役割:かつてはリベラル、今はロシアで最も過激な発言担当...
【第1回】ロシアの「公式思想基盤」とは何か?~2025年現在、世界で最も「ロシア人であることに誇りを持てる国」になった理由~ 2025年のロシア人は、世界で最も「自分はロシア人だ」と胸を張れる国民である。街で10代の若者に聞けば「ロシアに生まれて本当に良かった」「我が国は正しい道を歩んでいる」と目を輝かせて答える。レバダ・センター2025年調査では「ロシア人であることを誇りに思う」が91%、「自国の未来に楽観的」が87%に達した。 1996年:36%ソ連崩壊直後、経済危機。国家アイデンティティの喪失。 2003年:44%エリツィン後期の混乱から回復兆し。 2012年:49%プーチン再選前。経済安定も抗議運動増加。 2014年:64%クリミア併合。地政学的勝利感で急増。 2023年:約70%ウクライナ侵攻継続。愛国教育の効果。 2025年:76%最新調査。4分の3以上が「ロシアに誇り」。制裁下でも持続。 西側諸国で若者の半数が「自国に生まれ変わりたくない」と答える中で、ロシアだけが完全に逆転した。この「ロシア人であることの誇り」を、失われたものから完全に取り戻し、鉄のアイデンティティにまで昇華させたのがプーチンであり、その決定的な契機が「2つの宿題本」と、そこから始まった「公式思想制度」だった。 1. 憲法は「国家イデオロギー禁止」でも、現実は「誇りの国家思想」が満ちている 憲法第13条2項は確かにこう書いてある。「いかなるイデオロギーも国家イデオロギーまたは強制的なものとしては確立されない」政府は今でも「我々には国家イデオロギーはない」と言う。 だが2025年のロシアで生きれば、誰もが5分で気づく。・小学校では朝から「我が祖国ロシア」を歌い、正教会の祈りを捧げる・高校の教科書には「ロシアは神に選ばれた文明」「西洋リベラリズムは魂の病気」と書いてある・テレビは毎晩「堕落した西側」対「純粋なロシアの価値観」を対比させる・街の巨大看板には「伝統的家族を守ろう!」が掲げられ、若者は「子どもを4人以上産むのが最高にカッコいい」と本気で思っている これが実質的な「公式思想基盤」であり、しかも国民が「強制されている」のではなく「心から欲していたもの」として受け入れている点が最大の魅力であり、最大の強さである。 2. 誇りの喪失と復活 プーチンが成し遂げた「国民の再生」 1990年代、ロシア人は「自分たちは負け犬だ」と思っていた。ソ連は崩壊し、国は借金まみれ、チェチェンに負け、若者はアメリカ映画とコカ・コーラに夢中になり、「ロシア人であること」に何の価値も見いだせなくなった。...
政治と経済を支配する「暗黒の法則」50選──歴史は何度も同じ失敗を繰り返す世の中は「人間の本性」が変わらない限り、同じパターンが永遠に繰り返される。政治家も投資家も中央銀行も、時代が変わっても同じ過ちを犯す。以下に、古今東西の賢者が見抜いた「政治・経済の普遍法則」を50個厳選してまとめた。これを知っていれば、ニュースが100倍面白くなる。 これだけ知っていれば、今日のニュースが「またか」で済むようになる。歴史は繰り返す。最初は悲劇として、二度目は喜劇として、そして三度目は──また同じことをやる。
https://www.video-translations.org/transcripts/634_Pascal_2025_05_13.pdf 1. デサイ先生が言う「帝国主義」って何?普通の人は帝国主義って聞くと「昔、イギリスがインドを植民地にした話」くらいに思いますよね。でもデサイ先生はこう言います。「帝国主義は“昔の話”じゃない。今も生きてる、資本主義の“呼吸”そのものなんだよ」つまり、資本主義が生きていくためには、「他人の土地・労働力・資源を奪わないと息ができない体質」=それが帝国主義だというのです。しかも驚くことに、「帝国主義はもう100年以上前から“死にかけ”ている」のに、まだゾンビみたいに暴れ回っている、というのが彼女の診断です。 2. 21世紀の帝国主義は「直接占領」じゃなくて「代理戦争+借金」昔のイギリスは軍隊を送ってインドを支配しました。でも今のアメリカは、ほとんど自分の兵士を戦場に送りません。代わりにやっているのがこれ↓ これでアメリカ本土は無傷、軍需産業と銀行だけがボロ儲け。デサイ先生はこれを「寄生型帝国主義」と呼んでいます。 デサイ理論の8つの柱(従来理論との違いを明確に) 柱 デサイの主張 レーニン・ルクセンブルクとの決定的違い 1. 帝国主義は「段階」ではなく「本質」 帝国主義は独占段階の産物ではなく、資本主義そのものの本質。自由競争段階からすでに始まっている レーニンは「最高段階」とした。デサイは「資本主義=帝国主義」と一体化させる 2. 中心は「金融資本」ではなく「寄生・腐敗資本」 搾取の主体は生産的産業資本ではなく、金融・投機・知的財産権で生きる「寄生資本」(FIREセクター+ビッグテック)...
第1章 マハンって誰? なぜ今でも教科書なのか1840年、アメリカ海軍士官の息子として生まれたアルフレッド・セイヤー・マハン。西点陸軍士官学校(ウェストポイント)ではなく、海軍兵学校を出て、実際の戦闘経験はほとんどゼロでした。しかし1880年代、アメリカ海軍大学校の講師になった時、彼は歴史を徹底的に調べ尽くし、1890年に衝撃の名著を出版します。『海権が歴史に与えた影響 1660-1783』→ たった1冊で世界を変えた本です。この本を読んだ人たち: つまり、マハンは「戦わずに世界の海軍戦略を支配した男」になりました。 第2章 マハンの6大原則(これだけ覚えればOK)マハンは「世界を支配する国は必ずこの6つを満たしている」と断言しました。 この6つを全部満たしたイギリスが300年覇権を握った → 次はアメリカが同じことをやれば覇権を取れる、とマハンは予言したのです。 第3章 マハンが一番怖がったもの=「海上交通路の遮断」マハンはこう言いました:「陸軍は国境で戦うが、海軍は世界中で戦う。 だから海上交通路(SLOC=Sea Lines of Communication)が切られたら即死」具体的に重要な9大チョークポイント(喉首)を挙げました: → 2025年現在、この9つのうち8つをアメリカ(+同盟国)が押さえています。中国が必死に南シナ海に人工島を作っているのは、まさにマハンの理論を逆から実践しているからです。 第4章 マハンの理論が現実になった歴史1898年 米西戦争→ マハン信者のルーズベルトが副海軍長官になり、フィリピン・グアム・ハワイを一気に奪取 →...