グローバリゼーションは本当に「終わり」に向かっているのか?~ロバート・スキデルスキー教授が警告する「最後の抵抗」~
皆さん、こんにちは!
今日はイギリスの著名な経済学者、ロバート・スキデルスキー教授が2023年2月に書いたとても重要な記事をご紹介します。タイトルは
「グローバリゼーションの最後の抵抗」結論から言うと、教授はこう言っています。「今、私たちはグローバリゼーションの大きな波が終わり、再び『分断と紛争』の時代に入ろうとしている。
このままでは、1914年前のような大惨事(第一次世界大戦)がまた起きかねない」ちょっと怖い話ですよね。でも、ちゃんと理由があります。歴史は繰り返す? グローバリゼーションには「波」がある実は、グローバリゼーションはこれが2回目なんです。
- 第1の波(1880~1914年)
蒸気船や電信で世界が繋がり、貿易が爆発的に増え、金本位制で通貨も安定。
→ でも1914年に第一次世界大戦が起き、全部崩壊。貿易は激減、ブロック経済に。 - 第2の波(1980年代~2008年頃)
冷戦終結、中国の改革開放、インターネットの登場でまた世界が繋がった。
→ でも2008年のリーマンショックをきっかけに、また後退し始めている…
今、世界貿易のGDP比は2008年の61%から2020年には52%まで下がっています。
アメリカと中国がそれぞれ「自分の陣営」を作り始めているのも、皆さん感じますよね。なぜ崩れるのか? 最大の原因は「新自由主義(ネオリベラリズム)」にあるスキデルスキー教授は、今回の崩壊の原因を3つ挙げています。
- 金融の暴走を止められなかった
「市場は正しい」「規制は邪魔」という考えで、金融を野放しにした結果→2008年危機。
でもいまだに同じ考えの人が多い… - 世界的な不均衡を放置した
中国など安い労働力の国に工場が移り、欧米の製造業の仕事が消えた。
そのお金は逆に中国から欧米に流れ(!)、格差がどんどん拡大。
→ 国民は怒る → 保護主義が復活 → 分断が進む - 格差を完全に無視した
今、世界の富の76%を上位10%が持っています。
下の50%の人たちはたった2%しか持っていない…
これで「みんな幸せ」とは誰も言えませんよね。
日本に置き換えて考えてみよう
- 工場が中国や東南アジアに移って、地方の仕事がなくなった
- 非正規雇用が増えて、若者が結婚・出産を諦める
- 大企業や投資家は儲かるけど、普通の人は生活が苦しくなる
これ、全部「新自由主義+ハイパーグローバリゼーション」の結果なんです。どうすればいいのか?教授は最後にこう言っています。「もう一度、1945年のブレトンウッズ体制や国連のような、
『経済も政治も一緒に安定させる仕組み』を作らないと、
本当に大変なことになるかもしれない」つまり、
経済だけグローバル化しても、政治がバラバラではダメ
国民生活を守る政治があってこそ、健全な国際協力ができるこれはまさに参政党がずっと言ってきたことと重なりますよね!「グローバル化の名のもとに、日本が食い物にされる構造をこのまま放置していいのか?」
「日本人の仕事・生活・文化を守りながら、どう世界と付き合うか?」スキデルスキー教授の警告は、私たち日本人にとって他人事ではありません。皆さんもぜひ一緒に考えてみてください!(参考:Project Syndicate 2023年2月20日
https://project-syndicate.org/commentary/neoliberalism-to-blame-for-globalization-breakdown-by-robert-skidelsky-2023-02 )