ロング・テレグラム 第5パート アメリカはどう対応すべきかの要約
ロング・テレグラム 第4パート 非公式レベル=裏の工作活動の要約
ロング・テレグラム 第3パート 公式レベルでのソ連政策への反映の要約
ロング・テレグラム 第2パート その世界観の背景・土台の要約
ロング・テレグラム 第1パート 戦後ソ連の国際観の基本的な特徴の要約
ケナンは「第3パートが表の外交なら、第4パートはソ連が影でやっていること」を徹底的に暴いています。ポイントは以下の6つです。
- 世界中に共産党・同調組織を完全支配
アメリカ・フランス・イタリアなど各国の共産党は、名目は独立でも実際はモスクワの命令に100 %従う「ソ連の第五列」として機能している。 - 労働組合・青年団体・文化団体などをフロント組織化
「平和運動」「反ファシズム」「反植民地主義」などの看板を掲げた団体を大量に作り、共産党員や同調者を送り込んで実質的に支配する。 - 西側社会の内部から崩す
ストライキの扇動、世論操作、選挙妨害、政府への圧力など、あらじめ西側諸国の政治・経済・社会を不安定化させる。 - 植民地・旧植民地の民族解放運動を乗っ取る
インド、東南アジア、中東、アフリカなどで「反帝国主義」を掲げて現地ナショナリストを支援するが、目的は独立後に親ソ政権を作ること。 - スパイ・秘密工作の徹底
軍事機密・技術・政策情報の盗用を大規模に行い、同時に西側内部にソ連のプロパガンダを流し込む。 - すべては「合法的手段」を装って行われる
暴力革命は最終手段で、まずは選挙・言論・デモなど「民主主義のルール内」で最大限の影響力を得ようとする。
ケナンの鋭い一言及:
「ソ連は公式には平和を語りながら、非公式には世界中の共産党やフロント組織を使って、まるでがん細胞のように西側社会の内部から食い破っている。」これが第4パートの核心です。